準防火地域であるがゆえに

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こんにちは!!

今回は以前の続編と言いますか。防火地域、準防火地域で採用したくても採用できなかった仕様を紹介したいと思います。

都市部などの住宅密集地に家を建てる人の参考になればと思います。

防火地域・準防火地域とは

都市計画法第9条20項において「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」 として、また、建築基準法および同法施行令において具体的な規制が定められた地域

wikipediaより引用

わかりにくい説明ですが、簡単に言うと

火事などで火災が拡がらないように住宅密集地域などでは防火用に設備を整えないといけない

ということです。

下記に少し詳しく書いた記事も貼っておきますのでここでは割愛します。

防火地域、準防火地域の家作り
こんにちは!!打ち合わせが進みにつれて思ってたのと違うことが沢山あると思います。特に住宅が密集している狭小地は何かと制限があります。以前は「建築基準法28条(採光)」についての記事を書きました。今回...

もっと詳しく知りたい人は調べて頂けたらと思います。

このような制限の地域は防火仕様にしないといけません。

そのため私が打ち合わせしている中でこの防火仕様の制限が出ましたので紹介したいと思います。

①玄関ドア(プロノーバ)

一条工務店の玄関ドアで採用できるのは三協アルミの「プロノーバ」「ファノーバ」の2種類です。

この2つのドアの違いは見た目もありますが、熱貫流率(U値)が違います。

熱貫流率(U値)とは

壁体などを介した2流体間で熱移動が生じる際、その熱の伝えやすさを表す数値

U値が小さい程、断熱性能に優れています。

このU値が小さいのが「プロノーバ」であり、「ファノーバ」と比べて2倍以上も性能良いとのことです。

しかし、防火地域、準防火地域では「プロノーバ」が採用できないのです。

その代わりに「防火ファノーバ」という物があり、その中からしか選べません。

断熱性能は劣りますが、「国土交通大臣による遮熱時間20分の認定を受けた防火設備」だそうです。

延焼に関しては安心できますね。

②ブラインド内臓樹脂サッシ

一条工務店ホームページより

これは初めて見て感動したのを覚えています。

ブラインドが窓の中に入っているため掃除をする必要がありません。

しかしこれも防火地域や準防火地域は採用できません。

このブラインドは従来のペアガラスサッシの間に入っています。一条工務店で使われるトリプル樹脂サッシと違い、ペアガラスは防火設備ではないため採用できないのです。

断熱性能は標準のトリプル樹脂サッシの方が良いため、ブラインド内臓樹脂サッシが採用できなかったとしても諦めがつきますね。

③大きな1枚のFIX窓

これは上記にリンクでも記事にしましたが、もう一度紹介しておきます。

一条工務店タブレットより

私も小さい吹き抜けを計画していますが、このような大きい窓は解放感があり、また豪華さも感じますよね。

しかし、打ち合わせ時に「準防火地域には採用できません」と設計士に言われました。理由は「大きい窓は熱により割れやすい」そうです。

DSC_0590

そのためこのような間に壁がある2連窓になりました。

間の壁が少し気になりますが採光は得られそうなので一安心していました。しかしデメリットがあります。

吹き抜けの窓には多くの方はハニカムシェードを電動にすると思います。しかし、この窓であれば電動ハニカムシェードを2つ採用しないといけません。1つ1万円であるため、1万円が余分にかかり少し痛い出費になります。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

全て小さいことではありますが、住宅密集地で家を建てる人は、このような制限があることを理解しておいても損はないかと思います。

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